参加者の声

フルマラソン参加 小谷 剛 さん

若い時にワーキングホリデーで1年間メルボルンに滞在した経験があるので、初フルマラソンは知った街でと言う事で走ったのが2003年でした。
10年経ち国内でも色々走りましたがまたあの風景の中を走りたいと1年前から計画し、今回再びメルボルンの街を走って参りました。
10年前は公式ホームページ(もちろん英語です)から直接申し込みましたが、現在は日本事務局があり日本語ホームページもありまして、申し込みや現地での登録手続きも大変スムーズに行えます。

日本でもそうであるようにやっぱり世界的にもマラソンブームの様で、年々規模が大きくなり、以前のスタート地点はメルボルンから40キロ離れた郊外で、海岸沿いのONEWAYでシティーの外にある公園がゴールという感じでしたが、今回は日本で言うところの国立競技場や甲子園球場のようなメルボルンのスポーツの聖地、メルボルンクリケットグラウンド(MCG)がスタート&ゴールになっていました。
そしてコースもメルボルンの顔であるフリンダースストリートステーションを通り、F1のレースコースでもあるアルバートパークという有名スポットも織り込まれている、コース的にも大変気合いが入っている大会でした。
暑い夏場にトレーニングして来た体には天気が良ければ涼しいメルボルンは非常に走りやすく、好タイムが期待出来ますが、「1日の中に四季がある。」と言われるメルボルンの天気なので、気温が低くなると逆に寒さに慣れてない体にはかなりな負担になるので寒さ対策も必要です。 私も前半かなり良いペースで走っていたのですが後半になると小雨が降って来て、海岸沿いのコースなので海からの風で体温が奪われ、残り5キロ付近で両太もも裏が痙攣してしまいました。
がくんとペースを落として何回か止まってストレッチしたりしながらなんとかゴールは出来ましたが、目標としていた3時間半は切る事が出来なかったのが残念です。

沿道の声援は外国人だから盛り上げ方が上手く、こっちもかなりやる気貰えます。
ボランティアの数も多く給水所ではめちゃくちゃスムーズにドリンク貰えますし、以前は無かったバナナもありました。
私も今回ゴール前数キロ地点の給水所で足が攣ってもう目標タイムは諦めていたので、開き直ってバナナ貰って1本丸々食べてしまいました(笑)
日本人ランナーは多く無いので周りのランナーで日本人を見つける方が難しいと思います。
そのぶん「外国のマラソン」を十二分に味わえます。
でも、日本人スタッフがやっておられる日本事務局があり日本人ランナー向けにゴール後の豚汁サービスやレース前日のモーニングBBQ、レース後のパーティー等、日本人へのサポートも充実していますから海外マラソン初めての方も安心して参加できると思います。

メルボルンは街自体が趣があり、オープンカフェに座ってカプチーノを飲んでいるだけでも充分観光気分を味わえます。
足を伸ばせばフィリップ島のペンギンパレードやグレートオーシャンロードといった超有名スポットもありますので、走った後も楽しませてくれますよ。